もっと映画を楽しむための雑学

世界中で毎年いくつもの映画が発表され、私達を楽しませてくれています。映画を楽しむ方法は色々とあり、純粋にストーリーを楽しむもよし、音楽を楽しむもよし、役者の演技を楽しむもよし、人それぞれです。
そして、映画にまつわる雑学を楽しむというのも、これもまた映画の楽しみ方の一つでしょう。
映画にまつわる雑学でも一番有名なのは「アラン・スミシー監督」ではないでしょうか。1968〜2000年にかけて使われた偽名の監督名で、制作において何らかのトラブルなどで監督名を出したくないという場合に用いられていた名前です。
しかし、あまりにも有名になりすぎたために秘匿性が薄れ、21世紀からは別の偽名が使われるようになっています。今はジャンルなどで使われる名前は違うようですが「トーマス・リー」などが使われているようです。
次に、映画鑑賞のお供として欠かせない物となっているポップコーン。賛否両論はありますが、どこの映画館でも販売されていて、映画館の楽しみの一つとされている方もいるでしょう。
映画とポップコーン、この2つがセットになった理由として多くの方が想像するのは、「音がそこまでうるさくないから」というものでしょう。
もちろんそれも理由の一つですが、実は様々な合理的な理由があります。そもそもポップコーンと映画がセットになったのは、1950年代のアメリカです。当時のアメリカでは、ポップコーンは安価で値段が安定していたので、とても人気のあるお菓子でした。
また、売る側としても利益率が高かったこと、そして何よりもスクリーンに投げつけられても問題が無かったということです。昔のアメリカでは、映画がつまらなかった場合にスクリーンに物を投げつける習慣があったようで、ポップコーンならスクリーンや人に当たってもケガをしませんから、進んで取り入れられていたのです。
どちらも比較的有名な雑学ですが、映画の歴史に密接に関係している面白い雑学ではないでしょうか。映画界には他にも様々な雑学がありますから、色々と調べてみるとより映画というものを楽しむことが出来るでしょう。